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今日に生きる

今月はずいぶんと顧客さまに愛され、お休みを頂く暇もありません。暇なときはほーんとに暇なので、一年を通して、帳尻が合って行くわけでしょう。 

昨日セットを組んでいるときに、左手にとげが刺さったような気がして、右の指先で触れてみるんですが、刺さった場所が特定できない。

今までにはない経験で、目をこらしてみるのですが、今日に至るまで、いっこうに、とげの存在を確認できないでいるのです。

たかが棘、されど棘

ほっておいても大丈夫なものか・・ちょっとナーバスな時期だけに、この棘の存在が、梁の存在のように感じられて仕方ありません

梁と言えば、ちょうど時計を撮影しているので、針の存在について一言

腕時計の文字盤とカバー硝子の中間に位置する針、その薄っぺらな空間を表現する事が、時計の撮影なのですね

文字盤の素材、質感は千差万別。色も様々です。

文字もいろいろ、またその厚みもさまざまです。

針は、時計の動力源に見合った重さのものが使われるようで、デザインも当然使用できる重量の範囲で決められます。

文字盤の中を動く様々な針の魅力も、作った人のきめ細やかな計算と、美的感性と周到な計算の中で生み出されたものなのです。

長針・短針、時間と分秒だけではない、様々な針の用途にも、機能美が生かされているようです。

ほとんど、ミクロの世界をかいま見るとき、日常と違った風景がその中に広がっている事に気がつきます。

針に付いている鋭い傾斜、角度、磨き具合などが、シャープであればあるほど、工芸美としての時計の価値も上がって行くというわけですね。

細部の仕上がりの出来不出来が、ブランドの価値観を支えていると言っても良いでしょう

そして、それを作り出しているのが、人間の手であると言うことに、改めて驚きと、尊敬の念が生じます

でも、手のひらの棘は未だに、刺さったままで・・

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